...覚めたる波の揺動(ゆさぶり)や...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...やあい」がたがたと箱を揺ぶる...
鈴木三重吉 「千鳥」
...『何て揺れる汽車でしょう!』こうして彼女の全身は...
谷譲次 「踊る地平線」
...今の女中の笑い声が揺れて来る...
徳田秋声 「新世帯」
...彼女を揺り起して責めてやった...
豊島与志雄 「理想の女」
...持っていた蝋燭(ろうそく)は手のうちに揺らめいていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...畢世(ひっせい)の事業であった文芸協会はその動揺から解散を余儀なくされてしまった...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...ザワザワ揺れるものに揺られて...
原民喜 「鎮魂歌」
...公園の入口の方でワアッというただならぬ動揺(どよめき)が起ったと思う間もなく...
久生十蘭 「魔都」
...空も真赤に灼けただれて揺らめいてゐた……...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...今の民権論者は近来はじめてこれらの論旨を聞き得て、その奇異に驚き、これに驚き、これに動揺して、あたかも聾盲の耳目を開きたるが如きものなればなり...
福沢諭吉 「経世の学、また講究すべし」
...それはともかく、事件とは知らず、ウィルキンソン警部の登場に驚き、動揺を隠した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...三度揺り倒されしが...
武者金吉 「地震なまず」
...本質的動揺をこれによって受けるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...宮子の放心している心をひき抜くように彼女を揺すった...
横光利一 「上海」
...揺らめきのぼって来る貴重な断片の翻える羽毛のような官能的な柔軟さに溢れている...
横光利一 「夜の靴」
...かすかな信仰の揺るぎが萌(きざ)してきた...
吉川英治 「親鸞」
...強い弾力をもって上下左右に揺れるのであるが...
和辻哲郎 「松風の音」
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