...がさがさと袋を揺(ゆす)って...
泉鏡花 「海異記」
...当番兵の佐伯がこしらえたものか――隊長が身体ごと向き直ったとき壁が揺れ...
梅崎春生 「日の果て」
...家がぐらぐらと揺れだし...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...いきなり飛び付いて肩を揺す振ってやりたくなるだろう...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...秋風がばさり/\(かしわ)の葉を揺(うご)かして居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それでもペーテル・シェルツの心酔は揺がなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...喧嘩ならぬところに喧嘩以上の動揺の起ることは免(まぬが)れないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...与える者のない平湯の温泉場の人心の動揺といっては思いやられるばかりであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...揺籃(ようらん)の中で眠(ねむ)る小供に過ぎなかった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...慵(ものうげ)に揺れかかっている...
夏目漱石 「草枕」
...二つの小さな角燈が音(おと)もなく揺(ゆら)めいて見えた...
夏目漱石 「それから」
...箱はまるで風の中の看板のようにひどく揺れだしました...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...ゆらゆらに揺れている...
久生十蘭 「春雪」
...はかないような明りが揺れうごいていたのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...桃色の皮膚に映えて揺れていた...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...夢見るやうに眼眦をかすめて微かに首を揺りうごかせながら...
牧野信一 「バラルダ物語」
...本質的動揺をこれによって受けるであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...ユキユキと動揺せり...
柳田国男 「遠野物語」
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