...即(すなわ)ち人は愛の作用を見て直ちにその本質を揣摩(しま)し...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...この中坂を冠する思案外史は中坂の何辺(どこ)らあたりに住んでる人だろうと揣摩(しま)し...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...当時美妙斎の作を読んだものは作者の人物を揣摩(しま)せずにはおられなかった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...ドストエフスキーの如き偉大な作家を産んだ露国の文学に造詣する二葉亭は如何なる人であろうと揣摩(しま)せずにはいられなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...まるきり不必要な揣摩(しま)でもなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...しかれども目今の現状よりこれを見ればあえてことごとく揣摩(しま)の見(けん)というべからざるがごとしといわざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...此の説恐らくは揣摩臆測にして眞相を得たるものにはあらじ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...吾人は妄りに彼れの心事を揣摩せざる可しされど吾人は一個の見地に依りて彼れの位地を觀察するの自由を有す此見地は彼れの未來に關せずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それでさまざまの揣摩(しま)と臆測とが...
中里介山 「大菩薩峠」
...父の心意を斯様(かよう)に揣摩(しま)する事を...
夏目漱石 「それから」
...それを好加減(いゝかげん)に揣摩(しま)する癖(くせ)がつくと...
夏目漱石 「門」
...などと揣摩(しま)憶測を逞しゅうしたものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...郵便局長の穿ちすぎた臆測と五十歩百歩の揣摩臆測を逞ましゅうしたものである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...顧(おも)えば女性の身の自(みずか)ら揣(はか)らず...
福田英子 「妾の半生涯」
...自ら起たざることを揣(はか)つて身後の事を書き遺した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...自ら揣(はか)らずしてこれに著手した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...種々(さまざま)に揣摩臆測(しまおくそく)されることじゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...自ら揣(おしはか)らずして高きもの深きものを捕えようとするお前は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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