...彼はすつかり疲れ切つた揚句(あげく)...
芥川龍之介 「或阿呆の一生」
...幾度かころころと転がり落ちた揚句の果が...
薄田泣菫 「独楽園」
...万事窮したる揚句(あげく)の果には...
太宰治 「もの思う葦」
...さんざ泣いたり笑ったりした揚句の果てに...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...困つた揚句は真夜中の湯にでもはいる外なかつた...
種田山頭火 「行乞記」
...特別調査委員会を設置して慎重研究した揚句...
戸坂潤 「社会時評」
...拳固と肱とで秋子をこづき廻した揚句...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...自分の息子が人の大事の娘を引張り出して隨分世間へも外聞を曝して揚句の果が孕ませてそれでこつちゞや嫁に貰ふことも出來ねえが...
長塚節 「芋掘り」
...飲み食いした揚句の三八に...
火野葦平 「花と龍」
...クサリくさった揚句...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...そこで欺(だま)して己(うぬ)が手に入れて散々弄んだ揚句に糟(かす)を僕に投げてくれた...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...私は駒形の附近を散々に探しまはつた揚句...
堀辰雄 「水族館」
...放蕩の揚句家を追はれてゐた頃...
牧野信一 「鏡地獄」
...或晩あまりに花やかな酒盛の揚句...
牧野信一 「山を降る一隊」
...散々山の容を庭木扱いにした揚句(あげく)...
柳田国男 「峠に関する二、三の考察」
...考へ抜いた揚句(あげく)今夜私は伯林(ベルリン)で降りるとボオイに云つたが不可(いけ)ないと云ふ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...駈け飛ばした揚句(あげく)にちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...なおも詮索(せんさく)してみた揚句...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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