...武士の状態が巧みに描破されてあつた...
田山録弥 「西鶴小論」
...あの粗ツぽく力強い筆致に遺憾なく描破されて居る...
田山録弥 「文壇一夕話」
...山の諸相が描破され...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...新時代作家にふさはしい描破力とを僕は別の作で知つてゐる...
牧野信一 「月評」
...悉く奴等の姿をありのまゝ描破して...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...大正文化の一断片たる浅草オペラの楽屋並びにその俳優たちの生活を最も具さに美しく描破してゐるものは...
正岡容 「浅草燈籠」
...近世吉原の真景を描破してゐる小説として...
正岡容 「異版 浅草燈籠」
...久保田万太郎氏の「春泥」はこの町のしゞまを如実に描破してゐる...
正岡容 「下町歳事記」
...蓋し「転々」や「歓楽」に描破されてゐる根津街巷の祭礼としては豪華ならぬ構成のものゝ方が...
正岡容 「根津遊草」
...じつによくあの路次の魅惑を描破してゐる...
正岡容 「寄席風流」
...それを描破し得ているということが出来るであろうか...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...バルザックやスタンダールはこういうモメントをどう描破しているでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...卑俗な欲望にわが一生もゆだねてこづきまわされつつ、あれだけ観察し、描破しています、その力は凡庸ではないわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そのような心理あらしめているものを描破しようと欲しているのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ことこまかに描破し脚色していったものである...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...これは小生の文章がなお清盛の性格を充分に描破し得ていない不備にもよるでしょうが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...そういう描破は凡筆の企図しうるところでもない...
吉川英治 「随筆 新平家」
...正確さをもって描破されており...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
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