...其爲め些細な風邪をこぢらせて肺病にならねばよいがと獨りで氣を揉んで居た...
高濱虚子 「續俳諧師」
...端の者が気を揉(も)んで...
谷崎潤一郎 「細雪」
...惡い人よ!」と彼女は兩の掌を揉みしぼった...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...お揉み致しましょうか」仁十郎が...
直木三十五 「南国太平記」
...こうして折助が芋を揉(も)むようにして噪いでいるのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...揉んでは捨てているようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを揉み消し拭き消さんがために...
中里介山 「大菩薩峠」
...◇湯揉みやはじまる湯長(ゆちやう)さんの音頭音頭はづまにや湯が揉めぬ◇賽の河原ですまぬと思たが石の地蔵さま撫ぜてみた◇氷谷かよ夏でも寒い岩の中から風がわく私は草津温泉を立つて...
野口雨情 「大利根八十里を溯る」
...揉み合つて居ると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小さいはしけは木の葉のやうに波に揉まれながら...
林芙美子 「浮雲」
...パンドーラが気を揉んでいたこと位のものだったでしょう...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...あたしの見立じゃ二階の紳士は書類なんて一切持ってやしないよ」「気の揉む話ですこと...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...はるか下座のこの老人の言葉などは揉みくたにされていた...
本庄陸男 「石狩川」
...越中守に話すことは「朱雀調べ」そのものが揉消(もみけ)されるか...
山本周五郎 「風流太平記」
...私の最も注目したいのは押し揉れる...
横光利一 「欧洲紀行」
...気を揉んでおるお味方をのこらず...
吉川英治 「私本太平記」
...また挟撃(きょうげき)に揉みつつまれ...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分の揉む板の先の湯の泡に見入りながら...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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