...その頃の若い学士たちの馬鹿々々しい質問や楽屋落(がくやおち)や内緒咄(ないしょばなし)の剔抉(すっぱぬ)きが後の『おぼえ帳』や『控え帳』の材料となったのだ...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...木立の間から控家の様子を熱心に窺った...
海野十三 「蠅男」
...何を飲む?』バアのむこうに控えてる女は一こうに要領を得ない...
谷譲次 「踊る地平線」
...自分の控書から顔を上げてぎろりと眼を光らせた時には...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...控訴院から大審院まで持って行った猪野の詐欺(さぎ)...
徳田秋声 「縮図」
...東京に於ける全国在郷軍人大会を数日後に控えて...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...一人の神官が帳簿を前にして控えている...
豊島与志雄 「母親」
...新鍋は現役を退いて流し元の方に差控えさせられて...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜になると患者の控室になつて居る表の座敷の釣りランプの下で箱火鉢に倚り掛りながら藥局生が中央から分けた髮を光らせてパックを披いて見て居る...
長塚節 「開業醫」
...返事を控えたうちには...
夏目漱石 「虞美人草」
...控鈕をはずしてから...
フレデリック・ブウテ Frederic Boutet 森鴎外訳 「橋の下」
...もつと孔雀にとつて容易なことで私にとつては親切なことが控えてゐるではありませんか...
牧野信一 「嘆きの孔雀」
...儼然と控えてゐる具足に向つて訴へた...
牧野信一 「籔のほとり」
...従ってそれから控除しなければならぬことは明かである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...弁証法の論をたてたり・控訴の弁護をしたり・丸薬の処方を書いたり・するお手伝いをするよりも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それまでに云い聞かせておくと云ってくれ」登が控所へゆくと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...廊下に控えている(その箱を持って来た)若侍を呼びいれた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...その辺で控えておれ」能八にも...
吉川英治 「新書太閤記」
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バリアー 牽制を受ける よってきたるところは
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