...事情の許す限り控へ目に之を使用するのみである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...一 静かな読書生活受附の看守が指した直ぐ向側の『面会人控所』の扉は重く閉されてゐた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...共同の敵を控えれば異種族も同盟を結び...
丘浅次郎 「戦争と平和」
...そう矢継早やにあとの話を持ち出すことは控えた方がよいと思っていた訳であるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...控えている先生が正してくれる...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...暫時(ざんじ)これにお控え下さい」青年の呑込(のみこ)みぶりは頼もしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...返事を控えたうちには...
夏目漱石 「虞美人草」
...一方口(いつぱうぐち)に崖(がけ)を控(ひか)えてゐる座敷(ざしき)には...
夏目漱石 「門」
...地味で控へ目で、一向目立たない女なんだが、近頃主人の治兵衞と碁(ご)を打つやうになつて、ちよい/\出入りしてゐるうちに、廣い江戸中にも、あんな女は二人とはあるまいと思ふやうになりましたよ」「恐ろしく思ひ込みやがつたな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...すべて控え目にしていた...
堀辰雄 「幼年時代」
...「強制移民は控えた方がよろしいと云われていました...
本庄陸男 「石狩川」
...それからヨオロッパの移民として年一万、すなわち九〇、〇〇〇を控除し、また彼らの五パアセント、四年半の増加、すなわち二〇、二五〇を斟酌すると、残った増加はこの九年間で増殖のみによって一、五〇〇、四五〇となるが、これはほぼ七パアセントであり、従ってこの率による倍加期間は一六年以下であろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...自分では控目にしてゐるのかも知れぬが...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...控目がちな面(おも)もちさへ見える...
柳宗悦 「雑器の美」
...お控えでおやすみ下さい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...控えている小次郎に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...控訴院では敗訴になり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...右の六人の共謀者だけが控室にいた...
和辻哲郎 「鎖国」
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