...自然と或程度の掣肘(せいちう)を感じ出した...
芥川龍之介 「枯野抄」
...しかも互に相掣肘しつゝありしを以て也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
......
内田魯庵 「八犬伝談余」
...その川路もまた時代の鎖國的な掣肘からは遠く出ることは出來なかつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...掣肘され制限されることが「文化統制」の意味なのである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...一二の言論は遂に思想の趨く処を掣肘することは出来ない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...二つには政治的統制と見做されそうな議会政治掣肘主義に限って...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...若しくは之れを掣肘して内閣の統一を困難ならしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...何人にも掣肘(せいちゅう)せられざる...
中里介山 「大菩薩峠」
...労力の内容も方向も乃至順序も悉く他から掣肘される以上は...
夏目漱石 「それから」
...今日は外(ほか)に掣肘(ひかれ)る所もなく...
二葉亭四迷 「浮雲」
...女教師という地方では身動きの軽くない周囲からの旧いものの考えかたの掣肘も男の便宜として考えに入れている...
「鏡の中の月」
...少しも圧制だの窘迫(きんぱく)だの掣肘(せいちゅう)だのを受けてはいない...
森鴎外 「雁」
...何ものにも掣肘を受けぬ...
柳宗悦 「京都の朝市」
...そうして鑑賞が製作を掣肘(せいちゅう)したのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...兄の手足を掣肘(せいちゅう)するばかりではなかったか...
山本周五郎 「新潮記」
...掣肘(せいちゅう)しておく必要がある...
吉川英治 「私本太平記」
...かくして資本の力は既に武力を掣肘し始めているのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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