...秘密の境を探り得たのは...
泉鏡花 「瓜の涙」
...ことに基督彼自身の言行録は国人に捨てられざるもののいかでその広(ひろさ)その深(ふかさ)を探り得べけんや...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...それから僕は手探りに...
海野十三 「深夜の市長」
...「それを探り出した功労者は...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...更に又遠く陸奧の十和田湖の勝を探りたり...
大町桂月 「親子遠足の感」
...暗闇(くらやみ)の中を手探りすると...
相馬泰三 「六月」
...探りあてたる心地であった...
谷崎潤一郎 「刺青」
...仰せ何等の言音ぞ?われ究問の度を越して先に探りしことあらず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...それでも彼は闇(やみ)の中を手探りでなお前進し続けた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...只の参拝者のやうな風をしてそれとなく礼拝しない者を探りに来てゐるお役人がよくゐますからね...
長與善郎 「青銅の基督」
...踏臺を探り當てて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何故借りに来ないのだらうか薄暗がりを手探りで...
林芙美子 「瑪瑙盤」
...」と彼は前日の屈託の跡を心の奥に探り当てて自分で冷笑する気持だつた...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...ずっと以前から探り出しておった人が在ったので御座います...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...俺の子ッ」崖っぷちの灌木に縋(すが)って、彼が、泣くような叫びを谷間へ投げた時、探り歩きに、追いかけてきた外記が、「やッ、よくも父を」――と、仰天して、自暴的に、宙へ、十手を抛り捨てると、腰の刃を、抜き打ちに、雲霧の背へ斬りつけた...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...その探りにでも行くんですか」日吉が...
吉川英治 「新書太閤記」
...探り合いの放火が行われたという報(し)らせは――まず前線部隊からこれへ伝令されていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...まだそれまでの機密は探り得ていなかったらしい...
吉川英治 「平の将門」
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