...言語等)の精(ゲーニウス)を完全に掌握することが必要だと云ふ意味である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...彼は掌(たなそこ)に据えて熟(じっ)と視(み)た...
泉鏡花 「浮舟」
...知らないけれど」女は自分の頬に掌を当てた...
梅崎春生 「幻化」
...姉川の掌の上でさんざん宙がえりをやったが...
海野十三 「少年探偵長」
...名判官の機智の物語を集めた掌編小説集という感じだが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...成程俵形で……」と皺くちやな掌面(てのひら)で弄(ひね)くり廻して悦に入つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...掌(てのひら)に針たてたくらいのもので...
太宰治 「火の鳥」
...複雑な因果の網目を枠(わく)に張って掌上に指摘しうるものとした事でなければならない...
寺田寅彦 「春六題」
...――せん子はその「迷へる者来れ」の提灯の横に掌を翳ざして「私には病気の亭主と...
林芙美子 「「リラ」の女達」
...御職掌(ごしょくしょう)がぴったり板についていますよ! ああいう人がもっと沢山あるといいんですがねえ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼は合掌した手を疊について...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...豹殺し「父よ今こそ掌を掌(う)って御礼を白(もう)します」...
南方熊楠 「十二支考」
...鼻のあたまを真赤にして手袋をぬぎながら車掌が入って来た...
宮本百合子 「新しきシベリアを横切る」
...第二番目の箱の車掌室の前を通りかかり...
三好十郎 「おスミの持参金」
...ただただマルスの座は掌の三角の真中に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...坊主だったのか」大きな掌で...
矢田津世子 「女心拾遺」
...掌(てのひら)にのせて解説するようだった...
吉川英治 「三国志」
...かつは中院(ちゅういん)の雑掌俊秀(ざっしょうとしひで)も...
吉川英治 「私本太平記」
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