「捲」の意味
巻き上げる
小説での「捲」の使い方
...全欧洲を席捲したる巨人のために恐るゝ所となりき...
石川啄木 「閑天地」
...殊に東経百五度以東においてこの潮流の中へ捲き込まれたが最後...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...捲き上り捲き降りていたか推定され得るのであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...それは己(じぶん)が周章(あわて)ているので好く捲けないと思った...
田中貢太郎 「黄燈」
...村の百姓屋の物置小屋を捲きあげて春日川の川中へ落した...
田中貢太郎 「不動像の行方」
...衣(ころも)を捲(まく)り上げて...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...相合傘に捲き込もうとするけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...大争いを捲き起したのはほとんど束(つか)の間(ま)の出来事で...
中里介山 「大菩薩峠」
...後ろの浜屋の天水桶の蔭から捲き起ったと見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...手製のアスベストスの棒に針金を捲(ま)きつけて...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...むくむくと捲(ま)き上がって...
夏目漱石 「二百十日」
...大空の熱度激変せし為なるべし太西洋の面より捲(ま)き起こりたる疾風...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...親切競争が捲き起こされた...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...real というのはこの interface の中に捲き込まれることだ...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...これらの弊風を「根底から改革すべし」と意気捲いて居ります...
牧野信一 「月あかり」
...思ひがけない大暴風雨が殆ど神意の如く此の一本立の栗の枝々を吹き捲つた...
室生犀星 「愛の詩集」
...袖のところを捲(まく)って細い手をさすって見せた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...そんなに私の首に捲きつくと...
吉川英治 「三国志」
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