...わざとらしく愕いて帆村の面上へ目を据えた...
海野十三 「地獄の使者」
...それが承知ならこのままに腰を据えるが...
江見水蔭 「備前天一坊」
...」九 幽靈パーヴェル・パーヴロヴィチはさも居心地よげにお神輿を据えていた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...じっと見据えられたけれど...
豊島与志雄 「立枯れ」
...御遠慮には及びませんからという度胸を据(す)えて...
夏目漱石 「明暗」
...腹(はら)を据(す)ゑて食(く)ひ出(だ)すと...
夏目漱石 「門」
...その供物の眞ん中に据ゑた白木の大俎板(おほまないた)の上には...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それは亂雜な道具の中に二面の鏡臺を据ゑただけの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼が据(すわ)つて来ると...
林芙美子 「浮雲」
...将来を見据えねば...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...その人を自分らの考えの中心に据えねばならぬ――これが最初でしかも最後の...
本庄陸男 「石狩川」
...台所には怪し気なオーブンを据ゑて...
牧野信一 「或る五月の朝の話」
...まるでお灸でも据えられてゐる見たいな……」私は灸とか按摩の類ひは...
牧野信一 「剥製」
...希臘では礎を据えた後ち一番に通り掛つた人は年内に死ぬ...
南方熊楠 「人柱の話」
...萩野は別に何の教養もない男であったが、胆の据った、判断の好い男であった...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...寝台(ねだい)が二つ据えてある...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...一つの固定し安定した不変の(と彼女らは信じている)平面にどっしりと腰を据えていることを確信していて...
山川方夫 「愛のごとく」
...そういう胆の据った態度をもトルレスはビレラに仕込んだのであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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