...私はとうとうそもそもの振り出しに戻って...
犬養健 「“指揮権発動”を書かざるの記」
...それが半布(ハンケチ)を振り出した...
江見水蔭 「月世界跋渉記」
...遊説演説の振り出しは隣村大島村であった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...振り出しに戻って...
高見順 「いやな感じ」
...ロイド・ジョウジの一家族は土曜日のキャンヌのレディ・ブウトの晩餐会を振り出しに...
谷譲次 「踊る地平線」
...十一風邪(かぜ)をひいて軽い咳(せき)が止まらないようなとき昔流の振り出し薬を飲むと存外よくきく事がある...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...この振り出し薬の香をかぐと昔の郷里の家の長火鉢(ながひばち)の引き出しが忽然(こつぜん)として記憶の水準面に出現する...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...少し首を振り出して来たようだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...八」「どうしました親分」「それが本當なら俺は振り出しからやり直しだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...」お由さんはハルピンのホテルの地下室で生れたのを振り出しに...
林芙美子 「新版 放浪記」
...角筈(つのはず)を振り出しに朝の泥んこ道を...
林芙美子 「新版 放浪記」
...振り出しが国立州銀行のワンダワース支店だった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...まず学生を振り出しに...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...今夜の小助六の振り出しの寄席は八時がらみで...
正岡容 「寄席」
...熊野(くまの)を振り出しに伊勢や熱田(あつた)のあたりへ移って来て...
柳田国男 「木綿以前の事」
...二人はサンミシェルを振り出しに河を越え...
横光利一 「旅愁」
...堀川の宿所から左巴(ひだりともえ)の旗を振り出し...
吉川英治 「私本太平記」
...仙台を振り出しに...
吉川英治 「随筆 新平家」
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