...振払うことが出来なかった...
泉鏡花 「浮舟」
...くるりと振向いてその男に答える...
太宰治 「如是我聞」
...振(ふり)面白くさし伸(の)べて居る小高い丘(おか)に来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...有権者だけに衆議院議員の選挙(せんきょ)振舞(ぶるまい)で飲み...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...万一女に振り向かれても...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ただ七代目樽金は振(ふる)ってると思ってね……ええお待ちなさいよ羅馬(ローマ)の七代目の王様ですね...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...男は卑しい身振を示して...
南部修太郎 「霧の夜に」
...「あッ」驚く繁代、振り返った顔は、痣の痕もなく、玲瓏として輝くばかり、「待った、言うことがある」飛び付いた半十郎の手が、危うく女の帯に掛ろうとするところを、「何をしやがるッ、巫山戯(ふざけ)た野郎だッ」横合から飛込み様、二人の間を距(へだ)てたのは、江戸者らしい旅人が三人、半十郎の弁解に耳も仮(か)さず、道中差を引っこ抜いて斬ってかかったのです...
野村胡堂 「江戸の火術」
...錢形平次の探索振りを見張つてゐるお神樂の清吉は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...瓶(びん)にさしたる薄(すすき)の穂の招く手振りも哀れなる夜(よ)なり...
樋口一葉 「十三夜」
...はたはたと振りまはしながら...
牧野信一 「痴日」
...広海屋は、首を振って、「どうも、ほかのことなら、そなたとわしの仲、何ともしようが、今度のことばかりは、この広海屋も、損得を捨て、ただ人さまの為になろうとして、思い切っての大仕事――すでに、お上すじとのお約束もあり、こればかりは堪忍(かんにん)して貰いたい」「では、おぬしは、年来の交誼(よしみ)を捨て、この長崎屋の、咽喉をおしめになるつもりだの?」「何の、そんな、馬鹿らしいことが――」と、広海屋はカラカラと笑って、「長崎屋さん、お互に、米穀のあきないにまで、手を出してはおれど、そなたも物産海産の方で、立派なのれんを持っていなさるお方――思惑(おもわく)の米商いが少しばかり痛手を負うたとて、世帯に何のかかわりがあるではなし――それに、今度の米の値上りでは、これまでに、たんまり儲けてしまわれている癖に――は、は、は、は、は」長崎屋は、ぐっと、広海屋を睨(ね)めつづけた...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この神等の畏く振舞ひ給ふ境には...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...眼をつむって頭を振る...
山本周五郎 「柳橋物語」
...しかし、彼は首を振った...
吉川英治 「三国志」
...振りもぎろうとさえするのであった...
吉川英治 「親鸞」
...馬のそばから振り顧(かえ)った跛行の若い侍は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...立止つて不安さうに振返つた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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