...荷を地面から持ち上げることすら出来ない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...其の突き出した方の端を一匹の蟻が捉へると同時に他の蟻共は地面についてゐる方の端を持ち上げる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...降り積る雪を押し分けて香ぐはしい顔を持ち上げる高原の花のやうな落付(おちつき)と根強さとを持つてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...彼は食べものを持ち上げる気力さえ失っていたので...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そんな車を背中で持ち上げるようなことをやるのは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...」「物を持ち上げるためです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...持ち上げると共に「四王天...
直木三十五 「死までを語る」
...左脚を持ち上げると...
直木三十五 「南国太平記」
...そんなに持ち上げる奴があるものかい...
中里介山 「大菩薩峠」
...実を言うと、わたしは日頃あなたから、岩倉三位はエライエライと言われるものだから、よっぽどの人物と思っていましたがねえ、今日はじめて、あの中庭の柴戸から、ひょっこり姿を現わしたその人を見て、非常な幻滅を感じましたよ、あの通り、背は低いし、色は黒い――背は低く、色は黒くても、人品とか、男ぶりとか立勝(たちまさ)ったものがあればまだしもだが、ひょっこり着流しで、鍬(くわ)を下げて面(かお)を出したところを見て、非常な失望を感じましたよ、こんな風采の揚らない男に、いったいどれだけのエラさが隠れているのか、こんな人物を、エライエライと担ぎ上げ、持ち上げるのは、大久保さんにも似合わないことだ、お公卿(くげ)さんに免じてのお追従(ついしょう)だろう、本来、お公卿さんなぞに、そんなにエライ人物が有りようはずはない、位が高い、伝統が物を言うから、人があんまり持ち上げ過ぎる、というよりは、天下の志士とかなんとか威張ってみても、所詮地下(じげ)の軽輩の眼には位負けがする、そうでなければ、仕事の都合上、持ち上げて置いて利用する程度のものにしか考えられなかった、岩倉とて何ほどのことがあろうと、あの瞬間に、わしは一種の軽蔑の念をさえ持ちましたがな、あのそれ、庭に手ずから築いた土饅頭(どまんじゅう)を指して、今ここへ人間の生腕を埋めたところだ、誰かいたずら者めが、賀川肇の腕を切って来て、三宝にのせて玄関へ置きばなしにして行ったから、それを今ここへ埋めたところだと、平然として談(かた)っているあの度胸には、実際驚きましたなあ、当時、豪傑といわれる武家の大名のうちにも、あれだけの度胸を持った奴はありますまい、刺客を前にしてあの底の知れない図々しさを持った者は、血の雨をくぐって来た浪士のうちにも、あんまり多くはない、お公卿さんにも、あれだけの度胸があるものかと、僕はまずそれで参ったよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれだけの雪を山頂まで持ち上げるのと同量の勢力(エネルギー)を出してくれる...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...眼の上へ持ち上げるのが精一杯で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...土藏の屋根の上に持ち上げる力なんかあるわけはありません」八五郎は誰かに頼まれでもしたやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...底にあるものをみな上に持ち上げるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...腰を少し持ち上げると...
吉川英治 「親鸞」
...やがて少し醒(さ)めかけた顔を持ち上げると...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...持ち上げるたびに...
吉川英治 「宮本武蔵」
...又それが嵩(こう)じて貨車をも持ち上げるほどの大旋風となることなどを理解しなかった...
和辻哲郎 「地異印象記」
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