...出陣の支度(したく)に入用(にゅうよう)のものは云うなり次第に持たせることにした...
芥川龍之介 「桃太郎」
...金属で拵えた首を持たせる物がなくって...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...○俳優は実生活では軽い化粧カバンさえ持つのをいやがって弟子と称するものに持たせるくせに演技中には絶えず何かを持ちたがる...
伊丹万作 「演技指導論草案」
...大抵は左足に身体(からだ)の重みを持たせるので...
薄田泣菫 「茶話」
...高く気取つた意味など持たせるものでないやうな気も致しまする...
太宰治 「右大臣実朝」
...そういう錯覚を持たせるような文化上の雲行きが最近頻に著しくなったという事実の否定とはならぬようだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...彼等にこれほどまでに興味を持たせるものは何か...
外村繁 「澪標」
...文学として価値を持たせるには...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...あらゆるものを多少文明に持たせるため...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...という信念を米友に持たせることに於ては牢乎(ろうこ)として動かすべからざるものがあったのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...一かかえある薪を炉の中で二把燃やし尽くすまでは帰らないと云うあきらめを持たせる事になって居た...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...子供に嫁を持たせるのは親の義務であると云う事...
夏目漱石 「それから」
...落ちついた繊麗さが好感を持たせる...
野村胡堂 「楽聖物語」
...嫁を持たせる支度に...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ガラッ八に持たせるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...拵えると云う心持を創作の時に持たせる事がありはしまいかと思う...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...妙に後味(あとあじ)を持たせるようなことをいう癖のある男ではある――...
吉川英治 「私本太平記」
...十分な気構えを持たせる余地を敢て与えてしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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