...拙者(せっしゃ)の乗馬朝月(あさづき)が...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...気拙(きまず)そうにそっぽを向いて...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...喫茶店の女から稚拙な手紙をもらった覚えもあるし...
太宰治 「人間失格」
...あなたは拙劣でしたよ...
豊島与志雄 「未亡人」
...お相手の御辞退は仕(つかまつ)りませぬ」「別に拙者の相手を所望するのではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...十両ほどありますけれど……」「拙者(わし)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あれが拙者の最初の絵のお手本です...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで、拙者は、もう少し深く突込んだ意味で、端的に、日本第一の画家を狩野永徳だと答えるのだ」「先生、そりゃ……」と口をはさんだのは小谷の主人でした...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分ながらそう拙(まず)いものだとばかりは思われませんでした...
中里介山 「大菩薩峠」
...――拙僧はなにもかも知っている...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...拙劣(せつれつ)な細工が醸(かも)し出す...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...落果てた拙者だが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...画図拙(つたな)くして余が心にかなわざるところは板下をも直して...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...拙者のわざものが――」彼は舌なめずりして...
本庄陸男 「石狩川」
...いかにも技が拙くて...
牧野信一 「悪筆」
...加之(そのうえ)拙者本来八岐大蛇の転生(うまれがわり)で...
南方熊楠 「十二支考」
...イヤ、俺さえ助かったのが夢みたいだ」「何を隠そう、今だから言うが、実は拙者は、この春、単身この含月荘へ乗りこんで、見事に大村父子(おやこ)や玉枝の秘密をつかんだのだ」「ウム、ではここの先陣は、貴様だったのか」「ところが、かえって、悪人ばらの陥穽(かんせい)に墜ちて、この炭焼小屋の竈(かま)の中に抛り込まれて、彼奴等(きゃつら)の眼前で、蒸焼きにされてしまうところだった...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...この題材の取り扱い方が拙(まず)いということを...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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