...影は刻々にその以前の姿態と心持とを塗抹し...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...抹殺する...
谷譲次 「踊る地平線」
...抹消し単一化そうとする処の...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...あなたほんとにうれしそうね!」一抹(いちまつ)の影がマリユスの額にさした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...更に一抹(いちまつ)の血の気(け)もなくなった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一抹(いちまつ)の淋しいものの漂うのに堪えられない気持がしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...糢糊として僅かに辨ず可きの所、淡墨一抹、人は牛を追ふて悠々として現はる...
長塚節 「草津行」
...ペルシア軍の侵入を撃退したギリシア軍の名誉を主題とした殿堂の壁画は抹殺されて...
野上豊一郎 「パルテノン」
...抹殺(まっさつ)博士という綽名(あだな)で呼ばれたことは...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...朝食は抜いて、ヨーグルト、抹茶二...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...シンシア嬢の笑みには一抹の悲観があった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「四日闇夜」
...一抹の揺ぎもなく...
牧野信一 「珠玉の如き」
...余は抹茶を飲まねど左千夫は毎日十服以上を飲むほどの人なれば同氏来るごとにこの箱をあてがひ置く次第なり...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...これらの人々の活動の積極面――プロレタリア文学運動の成果の抹殺が試みられた...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...啻(たゞ)に縦線を以て養玄の二字を抹してゐるのみならず...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...また坊さんが最後の抹油を施そうと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...日本の歴史上の人物が抹殺されたことについてはいろいろのことが言はれ...
吉川英治 「折々の記」
...一抹(まつ)の赤い霧となってしまった...
吉川英治 「三国志」
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