...何行(なんぎやう)も抹殺を施(ほどこ)した...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...たちまち白熱する一抹の煙になって……...
海野十三 「発明小僧」
...英吉利(イギリス)と丁抹(デンマアク)の帝室紋章がほりつけてあった...
谷譲次 「踊る地平線」
...抹香鯨のお腹の上に眠っていたのだった...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...どこかに水はありはしないかという一抹の希望を抱きながら...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...云わば文学プロパーとも云うような特殊な地域があるという事実は抹殺出来ないが...
戸坂潤 「思想としての文学」
...なにか夢を追い求める一抹の気が...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...全然抹殺したのではない...
内藤湖南 「支那目録學」
...今やDmocratie(デモクラシイ)とPositivisme(ポジチビズム)の時勢は日一日に最後の美しい歴史的色彩を抹殺して...
永井荷風 「伝通院」
...彼らの未来を塗抹(とまつ)した...
夏目漱石 「門」
...本尊を抹殺するには...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...はたしてこの古典の力をもって今の新説を抹殺するに足るべしと信ずるか...
福沢諭吉 「徳育如何」
...空を曵(ひ)く一抹(いちまつ)の雲の有るところでは...
ホーフマンスタール Hugo von Hofmannsthal 木下杢太郎訳 「チチアンの死」
...理性の色彩を抹殺せむ用意」とかつて喝破せられしもまた...
正岡容 「寄席行燈」
...ただ第三期にある者は暗合を以てその陳腐を抹殺し得べきに非ず...
正岡子規 「俳諧大要」
...哲學そのものが抹殺されたり...
三木清 「哲學はやさしくできないか」
...その人の人生を抹殺して...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...此(この)恨は初め一抹の雲の如く我(わが)心を掠(かす)めて...
森鴎外 「舞姫」
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