...事業と宗教とは自(おのずか)らその性質を異(こと)にするものなりとの観念は普通人間の抱懐する所なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...幾千年来の吾人の抱懐し来りし理想の実現の時に臨んだ...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...ひそかな期待を抱懐していらして...
太宰治 「愛と美について」
...大事を胸に抱懐しているのであるから...
太宰治 「作家の像」
...かねて抱懐してゐる該博なる菊の知識を披露しはじめた...
太宰治 「清貧譚」
...有島さんはその頃抱懐されていた主義に基いて...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...彼の抱懐(ほうかい)する教会音楽改良意見が...
野村胡堂 「楽聖物語」
...その一つ一つがシューマンの抱懐(ほうかい)した大浪漫主義の理想を高らかに歌った...
野村胡堂 「楽聖物語」
...シューマンのリードに対する抱懐(ほうかい)と天分を傾け...
野村胡堂 「楽聖物語」
...諭吉自身が抱懐する政治的見解はこの書のすべての頁(ページ)から最大の注意をもって隠匿(いんとく)された...
服部之総 「福沢諭吉」
...ますます老豪の精神を振うて世界の人民に対(むか)ってその抱懐するところを訴え...
穂積陳重 「法窓夜話」
...富も誉れも願わざりけり余ガ年少時代ニ抱懐セシ意見左の一篇は私が年少時代にわが郷里土佐高岡郡佐川町の自宅に於てその当時私の抱懐していた意見を書き附けたもので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...思想検事が「ここにおいて被告はマルクス主義思想を抱懐するにいたり」と法廷でよみあげる告発の文書の文句とは...
宮本百合子 「あとがき(『二つの庭』)」
...一度ならず抱懐(ほうかい)の一端は申しのべたが...
吉川英治 「黒田如水」
...抱懐(ほうかい)を話し合ったりしたこともある間なので...
吉川英治 「三国志」
...――それへ自分の抱懐している完全武門統治にひとしい志(こころざし)を洩らすとしたら? ――...
吉川英治 「私本太平記」
...日頃の抱懐(ほうかい)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...又四郎はその抱懐(ほうかい)をこの老僧には打明けていたらしい...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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