...それに向ってついに何等の畏れも抱くことがない...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...ある時は叱り、ある時は抱く、それで子供は横道にそれず、邪道に陥らず、まっすぐにスクスクと伸びてゆくのです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...もっとこの人たちに対して尊敬の念を抱くべきであると厳粛に考えた...
太宰治 「作家の手帖」
...何時(いつ)犠牲に供しても差支(〔さしつかえ〕)ないものだといふ信念を抱くやうになつた...
夏目漱石 「点頭録」
...また一面軍備を拡張して世界経営の野心を抱くようにもなり...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...長いのをかう抱くやうに暗がりからスツと出て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何しろ大願を抱く身...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...人生について我々が抱く感情は...
三木清 「人生論ノート」
...その母付き自ら抱く...
南方熊楠 「十二支考」
...やがて結婚と家庭生活の安定について常識とされている生活態度にうちかちがたい疑いと苦しみを抱くようになって結婚に破れゆく過程が描かれている...
宮本百合子 「あとがき(『伸子』)」
...と職業と仕事との本質について疑いを抱く女が...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたくさはそういう思いでかれと相抱くことを屡々感じた...
室生犀星 「庭をつくる人」
...むづかしいものだなといふ思ひをつらつら抱くのであります...
吉川英治 「折々の記」
...いわゆる毛利加担をひそかに抱く疑いある者は一切近づけなかった...
吉川英治 「黒田如水」
...たくさん異論を抱くだろうが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...反感を抱く者がおった...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...何をいい返す間があろう! お千絵の嫋々(なよなよ)した体を抱くようにして走りだしたお綱がふりかえって見た時には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...神に関心を抱くものが殖えた...
和辻哲郎 「鎖国」
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