...とても相手を追い抜く力はない...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...呑み口を抜くことによってウォールデンをわが手に入れようとするのだ! 耳をつんざくそのいななき声が町じゅうに聞える...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...林五君に・くもりおもたくつひのわかれか名古屋駅夜もなく昼もない地下室の人々車中うらうらここはどこだらう・おべんたうはおむすびをわけてたべておわかれ春風の汽車が汽車を追ひ抜く・関ヶ原は青葉若葉がせまるとトンネル・琵琶湖(ウミ)はまさに春こまやかなさざなみ・初夏のそよそよコンパクトにほふ暮れゆくビルのたかくも飛ぶは何鳥・街のゆうぐれ猫鳴いて逢ひに来たゆく春の夜の水のんで寝た五月十一日晴――曇...
種田山頭火 「旅日記」
...牢乎として抜くべからざる勢力のあつた硯友社が根柢からくつがへされて行つたのは...
田山録弥 「明治文学の概観」
...兵馬に押えられて刀を抜くことができません...
中里介山 「大菩薩峠」
...前住者の器量を見抜くつもりで...
中里介山 「大菩薩峠」
...その下から例のレターペーパーを同じラヴェンダー色の封筒を引き抜くや否や...
夏目漱石 「明暗」
...「それッ」閂を抜くと...
野村胡堂 「礫心中」
...競合他社を出し抜くために...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...太刀を引き抜くと...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...五こうして端から書き抜くと長くなるが...
柳田国男 「雪国の春」
...その妖情に溺愛して抜くにも抜けないところまで...
吉川英治 「江戸三国志」
...その息を――一息抜くまに...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうしてもその防塞(ぼうさい)と敵性は抜くことができなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...彼がよくここを生き抜くときは...
吉川英治 「新書太閤記」
...この難関にはいつか当然正面から抜くか破るか直面しなければならないものと予測はしていたが...
吉川英治 「新書太閤記」
...その鋭い気を抜くため...
吉川英治 「山浦清麿」
...その萃(すい)を抜く...
和辻哲郎 「孔子」
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