...ついては材料となるべき書籍を折々廻附してもらいたいといった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...折々「チー」や「ポン」の懸声があちこちに起り...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...折々は大学の制服を着た青年が一人...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...折々溜息(ためいき)を吐(つ)くことなぞある...
徳田秋声 「新世帯」
...それから何時ともなくわたしは用のない退屈な折々糊仕事をするようになった...
永井荷風 「花火」
...詩人が折々息を休めて婦人の感想を叩くと...
牧野信一 「籔のほとり」
...私はさうしたことが私のゐない間にも屡々起つてゐはしないであらうかと折々案じずにゐられなかつたのである...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...折々フーとなって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...折々よってあげましょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...折々又夏に戻ったかと思うような蒸暑いことがある...
森鴎外 「雁」
...其(その)折々(をり/\)に判斷(はんだん)するのであつた...
森鴎外 「寒山拾得」
...しかし折々は姪の店にも往つてとまつてゐた...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...同じ地方には折々あるようだが...
柳田國男 「地名の研究」
...その余波を受けて明治の初年には折々この会が催され...
山本笑月 「明治世相百話」
...それをどうしてこんなに遲くまで居たことだらう!折々彼等はパンポルやログヰヴイから歸つて來る人達に行き逢つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...舟莚(ふなむしろ)のすみで、聞くともなく聞いていた覚一は、折々、体にかかる飛沫(しぶき)の寒さにも慄えて、唇を白くしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...すこし駐(とど)まると、馬は眠げに落ち、山畑の麦には雲雀(ひばり)、木々には、ひよどりの声ばかりが、折々、高かった...
吉川英治 「新書太閤記」
...いや折々お見えでござる――と答えますと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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