...右手(めて)に貴女の手を扼(とりしば)り...
泉鏡花 「紫陽花」
...南口を扼(やく)する此の隊にしても...
梅崎春生 「日の果て」
...第三篇老いの身の腕を扼せば骨高く声も枯野のすごきありさま (明治三十四年) 正造第一章明治三十一年正造は五十八歳になった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...わが一族の若輩の切歯扼腕の情もいまは制すべきではない...
太宰治 「右大臣実朝」
...是を以て吾等之を中央当局ニ訴へんとせバ非道其通路を扼して妨害を加へ其意を果さしめず...
田中正造 「非常歎願書」
...そこで熊が人間の手に扼殺されるまでの様を演じます...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...ここを占有しているドイツは東洋の咽喉(いんこう)を扼(やく)しているようなものだという意味を婉曲に匂わせながら聴衆の中に交じっている日本留学生の自分の顔を見てにこにこした...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...外的な制扼によって多少でも阻まないためには...
豊島与志雄 「舞台のイメージ」
...陵(りょう)の手が無意識のうちにその男の咽喉(いんこう)を扼(やく)していたのである...
中島敦 「李陵」
...地は銚子港と相對して利根の河口を扼す...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...守護の侍は必ず路を扼する武士と槍を交える...
夏目漱石 「幻影の盾」
...正業の人士を扼(やく)す...
火野葦平 「花と龍」
...その手を扼して動かさないようにと特別な命令の出ることで有名になっている無鉄砲な中尉が大突撃の時...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...早くも曹操は山東の境を扼(やく)し...
吉川英治 「三国志」
...「もし葭萌関を張魯に扼(やく)されてしまったら...
吉川英治 「三国志」
...直義が切歯扼腕(せっしやくわん)したのもむりでない...
吉川英治 「私本太平記」
...つまり二つの街道を扼(やく)して立つ孤立の丘と言い得るな」「されば...
吉川英治 「私本太平記」
...京都と関東の通路を扼(やく)して...
吉川英治 「新書太閤記」
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