...私は手軽な感傷癖に...
芥川龍之介 「上海游記」
...最も手軽な一例を記すだけでも...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...手軽な飲食店が出る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...この『踏査記』のような手軽なものに...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...狸穴に着いたのは昼少し過ぎ、この辺は山の手の盛り場で商い家も多く、手軽な見世物や、茶屋、楊弓場(ようきゅうば)などのあった時代ですが、一歩裏通りに入ると、藁葺(わらぶき)のしもた家が軒を並べ、安御家人(ごけにん)や、隠居屋敷、浪人暮しなどの人が、ささやかな畑を拵(こしら)えて、胡瓜(きゅうり)や南瓜(かぼちゃ)を育てているといった、一種変った風物が特色でもあったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何一つ向うへは入っていません」「それじゃ戻せないことはあるまい」ガラッ八は一向手軽なことのように考えているのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そんな手軽なものじゃあるまい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...もっと手軽なものに改造して...
久生十蘭 「ノア」
...二弦(にげん)の手軽なバラライカで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...余り手軽なのでは眺める興味も減りますから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これが手軽な南瓜のプデンです...
村井弦斎 「食道楽」
...世間の婦人たちは今までの習慣として極く手軽な惣菜(そうざい)料理をちょこちょこと拵(こしら)える癖がありますから上等の家庭料理を長くかかって拵えると申すと...
村井弦斎 「食道楽」
...一つは赤茄子(あかなす)と西洋風に三色のサンドウィッチを出して手軽な西洋菓子を拵え暑い時分ですから冷した珈琲(こーひー)でも出しましょう」小山「オヤ...
村井弦斎 「食道楽」
...茄子にはちょいと手軽なお料理がございますよ...
村井弦斎 「食道楽」
...第四十四 ジャムカップライスは手軽なお菓子でお米の粉大匙五杯と牛乳二合と砂糖三杯とを弱火(とろび)で一時間ほど掻き廻しながら煮てブリキのカップ型(夏の巻の図に在(あ)り〔夏の巻の付録 台所道具の図〕)へ杓子(しゃくし)で十分に詰め込んで冷して固めます...
村井弦斎 「食道楽」
...手軽な身分であればそっと行って逢(あ)いたい人だ」院はこうお言いになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やはり遊びながらでも自然に付けられるほど手軽な名だが...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...職を失った人々は何という事なしに手軽な飲食店を開いた...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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