...手ぶりで何か話さうとするのを見てびつくりした...
薄田泣菫 「茶話」
...このパチンコをお前さんにくれてやってもいいが」俺は手ぶりで丸万の口をおさえながら...
高見順 「いやな感じ」
...その秘訣を知らないと先生は来てくれないからね」お滝は手ぶり口ぶり忙がしく与八に説いて聞かせる...
中里介山 「大菩薩峠」
...「手ぶりなら、こちらへきてござんせえな、トトさんも、カカさんも、ニイも、ネエも、ボーも、マーも、みんな踊ってござんすわいなあ」やれやれよういな声が欲しいわいな「ちょいとこなあ」よう立つ声が声で人をや、迷わすはしょんがいなこれや名代(なだい)の大原女(おはらめ)、木綿小紋に黒掛襟の着物、昔ゆかしい御所染の細帯、物を載せた頭に房手拭、かいがいしくからげた裾の下から白腰巻、黒の手甲に前合せ脛巾(はばき)も賤(いや)しからず、「薪(たきぎ)、買わしゃんせんかいな」の姿は、以前の時によく見かけた...
中里介山 「大菩薩峠」
...年はよれどもまだ気がわこて若いあねごのそばがよい水々しい老尼は、自分を唄っているのかひとごとか、手ぶり、足ぶり、歌の声までも浮き立って、さして行方は花の大原、花尻の森の忍びの踊り...
中里介山 「大菩薩峠」
...後(のち)ジテの舞いの手ぶりを思わせるものがあるではないか...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...農夫たちのあいだの知人に手ぶりで挨拶し...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...身ぶり手ぶりでよく分かる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...激しく身ぶり手ぶりで話している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...身ぶり手ぶりで奴に家族の無事を聞いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...身ぶり手ぶりで声高にへまをした給仕を突き出せと言うばかりだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...教師はもうやけくそになって御前試合の一くさりに手ぶり身ぶりまで加える...
本庄陸男 「白い壁」
...その時の手ぶりは途中でわなわなふるえだし彼は蒼ざめて自分から溜息をついてしまった...
本庄陸男 「白い壁」
...その手ぶり身ぶりや...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...自分が此の時の不愉快は、屡々泰西の戲曲を演じる松井須磨子は、何故にもつと歐米人の姿態――身ぶり、手ぶり、足ぶりを研究しないか、カチュウシヤの歌をうたひ、さすらひの歌をうたひ、更に山姫の歌をうたふ松井須磨子は、何故にほんたうに聲の出るやうに正式の聲樂の練習をつまないのか...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...追いすがるような手ぶりをして...
矢田津世子 「女心拾遺」
...あのノロノロした張り合いのないように見えた舞いの手ぶりが非常な変化のスピードを持ち...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...その手ぶりも亦十中八九同じ定型である...
夢野久作 「能とは何か」
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