...馬糞が所々に落ちてゐた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...所々に小さな歩橋のかかった不規則形な池や...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...壁紙の所々裂けた事...
石川啄木 「天鵞絨」
...あまつさえ自分一人が幸運に舌鼓(したつづみ)を打って一つ鍋(なべ)を突付(つッつ)いた糟糠(そうこう)の仲の同人の四苦八苦の経営を余所々々(よそよそ)しく冷やかに視(み)た態度と決して穏当(おだやか)でなかったから...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...ぽつんぽつんと所々に焼跡があるだけで大部分の町が残っていた...
海野十三 「一坪館」
...硝子張りの所々破れて今は何の花の色彩もなくなつて了つたやうな温室や...
田山録弥 「アンナ、パブロオナ」
...泥酔の後のくせで、多くは忘却の淵に沈みこみ、ただ所々に、幾つかの印象が峙ってるだけである………...
豊島与志雄 「自由人」
...板塀は所々破損していた...
豊島与志雄 「絶縁体」
...所々五六寸ずつ開け放してあって...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...所々黝ずんだ仄白い遺骨が...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...所々に兵営や僧院に見るような工場の正面などがあるばかりだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其所々から烟草の烟の如き白烟が立つ...
長塚節 「鉛筆日抄」
...所々の軒下に大きな小田原提燈が見える...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...その所々が三カ所ほど巻いてあった...
夏目漱石 「門」
...所々に絆創膏が貼りつけてあつた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...所々に月並調の分子を孕(はら)んで居る...
正岡子規 「病牀六尺」
...深々(しんしん)と、毛の根のしまる寒さと、所々、骨ぶしの痛むのをこらえながら、かれはまた、暗黒の部屋を探りだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...谷の所々には、人家の明りがともっている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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