...天呉戯れに靈鋸を以て切り去りけむ...
大町桂月 「金華山」
...音色のよい言葉、響きのよい文句、空虚の中でぶつかり合う諸観念の金属性な軋(きし)り、機知と戯れ、肉感の纏綿(てんめん)してる頭脳、理屈っぽい感覚...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...銀座で女に戯れるのは街頭で女に戯れるに等しい...
豊島与志雄 「風俗時評」
...彼は戯れにせよ楊子入なんか買ってやって平然と笑っている...
豊島与志雄 「慾」
...そのまはりに咲きみだれたいろいろの牡丹の花には蝶蝶がいくつか戯れてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...ただし戯れにしては...
中里介山 「大菩薩峠」
...ちやうどその時……地べたに遊び戯れてゐた子供たちが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彼は戯れ気に笑つた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...エロスの戯れ――を描いても...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...様々な運動器具に戯れた斯道のチヤンピオンであつた頃に返つて...
牧野信一 「籔のほとり」
...虎ちゃんが戯れに松竹蒲田のエキストラだった時...
正岡容 「わが寄席青春録」
...こんな戯れも源氏はするのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...こんなふうに戯れ言も薫は長くは言っていないらしく見えるのを若い女房たちは飽き足らず思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...フロルスは暢気に遊び戯れてゐた最中...
クスミン Mikhail Alekseevich Kuzmin 森林太郎訳 「フロルスと賊と」
...戯れにも嘘はつかないのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...画廊で戯れたさきの木山老人の姿を想い出して傍の千鶴子を仰いだ...
横光利一 「旅愁」
...「これでは、お汝(こと)らも、ちと手応えに不足で、物足らなくあろう」義元は、戯れ顔に、そんなことをいって、近習から伺候(しこう)の人々にまで、残らず杯を与えて、いよいよ麗(うるわ)しい機嫌であった...
吉川英治 「新書太閤記」
...微風に戯れながら相手にならない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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