...いよいよ面目なくますます心は愚にかえりて我身も頼もしからず...
饗庭篁村 「良夜」
...君は何の為に行こうというの」諸戸は我身にかまけて...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...その時はそんな風に我と我身を恥じた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...何か悪いことでもしているのですかね」「いやいや、それは聞いて下さるな、同じ島に住んでいる間は、迂闊なことを云おうものなら、我身が危い、あの傴僂さんにかかっては、人間の命は、塵芥(ちりあくた)やでな...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...「我身稚(おさなき)より...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...幼齡の子をも不幸の我身をも君憫まず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そのような立派なものに我身を打込んで精進出来ましたなら...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...わけても最近の『文芸倶楽部(ぶんげいクラブ)』(大正四年十一月号)に出でし江見水蔭(えみすいいん)が『水さび』と題せし一篇の如き我身には取分けて興(きょう)深し...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...我身に恥じて外へも出ない有様だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...我身ながら分らぬ...
樋口一葉 「にごりえ」
...卑賤(ひせん)にそだちたる我身(わがみ)なれば初(はじ)めより此上(このうへ)を見(み)も知(し)らで...
樋口一葉 「軒もる月」
...我身の弱きに心さへ折れて...
一葉 「暗夜」
...それが何だか我身に近付いて来るように思われる...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...一刻たりとも我身の傍らから切り離すわけにはゆかぬ代物であつた...
牧野信一 「鬼の門」
...蕉翁の石碑を拝みてさゝやかなる橋の虹の如き上を渡るに我身も空中に浮ぶかと疑はれ足のうらひやひやと覚えて強くも得踏まず通り...
正岡子規 「かけはしの記」
...縦令(よしや)我身は食(くら)はずとも...
森鴎外 「舞姫」
...我身をはふらかすわざのように考えていた...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...」「我身も田園等を持(もち)たる時もありき...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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