...成るべく儉約するつもりで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...成るか成らぬかを賭けたのである...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...一度出た門を急に後退(あとかへ)りをして厄介ついでに成るべく人の好ささうな教授連に紹介やら保証やらを頼み廻つてゐる...
薄田泣菫 「茶話」
...ミイラに成るのではないか? よくあることだ...
太宰治 「春の盗賊」
...成る程、きゃしゃで、骨細で、痩(や)せているのは事実であるから、決して強壮な体質とは云えないであろうけれども、兎(と)に角(かく)めったに風邪一つ引かないと云う点では、四人の姉妹のうちで一番であり、肉体的労苦に堪える点でも、本家の姉を除いたら、雪子が一番であることは自分が保証する...
谷崎潤一郎 「細雪」
...今にきっと巧(うま)くなります」成るほど老嬢の云うところにも理窟(りくつ)はあります...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...成る程随分可愛がつてはやつたけれども...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...私が私の現に有るものに成るに至ったと仮定するにしても...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...神の手に成るいっさいのもののうちで...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...生徒仲間で一番に成るまで息(や)めなかつた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...校讐通義は三卷より成るが...
内藤湖南 「支那目録學」
...成るべく悪(あ)しざまに書かれたため...
新渡戸稲造 「自警録」
...成るべく永く生家では留めて置きたい人情が...
柳田國男 「瀬戸内海の島々」
...成るだけ旅はせぬようにして居る...
柳田國男 「どら猫観察記」
...また特別の調理に成るものであった故に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...裏切った形にして東京の×××大使館へ重大な密書を運ぶんだ……成る程……密書の内容は?……ウム...
夢野久作 「焦点を合せる」
...」成る程忙がしいことだと思ふと彼はをかしくなつて笑ひ出した...
横光利一 「悲しみの代價」
...酢屋と僕とは加特力(カトリツク)教会の経営に成る当地の模範小学を参観した...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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