...謀反だぞ」未荘の人は皆恐懼(きょうく)の眼付で彼を見た...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...十四節には「やがて彼はその恃(たの)める天幕より曳離(ひきはな)されて懼怖(おそれ)の王のもとに逐(お)いやられん」とある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...一度咆哮すると百獣皆懼(おそ)れるという...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...阿繊は懼(おそ)れはしなかったが面白くない顔をしていた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿繊」
...五日したらまた来るといった五通神の来るのを懼(おそ)れて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...『畏怖』と『恐懼』と入りまじる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...テナルディエは最後の危懼(きぐ)もしくは最後の用心をおさえつけて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼らは恐懼(きょうく)の念をもってその死骸のまわりに集まった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どうして(いまだに家柄の次には腕力が最もものを言うはずの)島民の間で衆人を懼(おそ)れさせることが出来るか...
中島敦 「環礁」
...俺は俺の上に起った変化を懼(おそ)れずに迎えねばならぬ...
中島敦 「光と風と夢」
...なにより懼(おそ)れていたのは...
久生十蘭 「キャラコさん」
...警視庁切っての辣腕と懼れられる真名古捜査課長と思うものはあるまい...
久生十蘭 「魔都」
...伯父がその財産管理人としての権利を伸長させてベシイの全財産を政府の年金に組み更(か)えはしないかということを懼(おそ)れたためだった...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...辺先生に業を求めんとするに人間が我を懼(おそ)るるを憚り...
南方熊楠 「十二支考」
...恐懼(きょうく)して...
吉川英治 「三国志」
...なんとも恐懼(きょうく)にたえませぬ」「まあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...禅閤は興のしらけるのを懼(おそ)れるように...
吉川英治 「親鸞」
...人々は疑懼し、神父クエリヨもそれを危んだが、純忠は決然としてその招待に応じた...
和辻哲郎 「鎖国」
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