...這間の消息に通ずべく心懸けるのが安全であろう...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...肘を懸ける所にも...
アルチバシェッフ M. Artzibaschew 森鴎外訳 「罪人」
...出懸ける時に甲田の卓の前へ來て...
石川啄木 「葉書」
...なかなか焼石へ如露(じょろ)で振懸けるぐらいに過ぎますまい...
泉鏡花 「婦系図」
...だから話懸ける隙もないのだった...
海野十三 「地球発狂事件」
...嬰児(あかんぼ)が行(や)つたところで少しも気に懸けるには及ばない...
薄田泣菫 「茶話」
...」珠数屋は「二重(へ)に曲げて首に懸けるやうな」とは...
薄田泣菫 「茶話」
...つづいて櫛田医師に懸けると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...路の傍に田舎(ゐなか)には何処にも見懸ける不潔な肥料溜(こやしだめ)があつて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...それが今日こゝに御目に懸ける六册の本であります...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...娘は自在鍵を一尺ばかり下げて鍋を懸ける...
長塚節 「佐渡が島」
...波が其巌を越えてざらりと白い糸を懸ける...
長塚節 「隣室の客」
...傾けたる顔と共に前に出して年嵩(としかさ)なる人の肩に懸ける...
夏目漱石 「倫敦塔」
...たしかに這入(はい)っているなと思ってステッキを持って出懸けると寂然(せきぜん)として誰もいない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...十二三分休んで出懸けると...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...些(ちっ)たア聞くかも知れないから」トお政は又もお勢を尻目に懸ける...
二葉亭四迷 「浮雲」
...頗(すこぶ)る智慧(ちま)才覚が有ッてまた能(よ)く智慧才覚を鼻に懸ける...
二葉亭四迷 「浮雲」
...ある日野猪が食を求めに出懸ける途上小川側で守宮に行き逢い...
南方熊楠 「十二支考」
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