...七日間の餓は犬の瞼を重く懈怠(だる)くした...
石川啄木 「散文詩」
...』氣懈(けだる)い笑ひ方をして...
石川啄木 「赤痢」
...岩角に懈怠(けたい)よろぼひ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...懈怠あるひは忘却によりて國王過てり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...間なく懈怠の罪により...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...朗らかに柔らかい懈(だる)い薄っぺらな自然にひどく失望してしまったし...
徳田秋声 「蒼白い月」
...ごろりと背後向(うしろむ)きになって懈(だる)い目を瞑(つぶ)ろうとした...
徳田秋声 「足迹」
...懈(だる)い体を崩して...
徳田秋声 「足迹」
...途絶えてはまた気懈(けだる)そうに聞えて来た...
徳田秋声 「あらくれ」
...懈(だる)そうな声をかけて...
徳田秋声 「あらくれ」
...いつか懈怠(げたい)が来ないわけに行かなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...羅宇屋(らうや)の汽笛などが懈(だる)げに聞え...
徳田秋声 「黴」
...病中猶年々草花を種まき日々水を灌(そそ)ぐ事を懈(おこた)らざりき...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...當時決して注意を懈らなかつたもので...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...ふえろうにあうす(7)に相違ない――懈怠ニシテ然モ兇悪ナル旅行者の烙印をおさなければならなかつたのだ...
牧野信一 「風流旅行」
...お久美さんは懈るそうに左手をあげて顔中をぶっきら棒に撫で廻した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...愈(いよいよ)その瑞気(ずいき)を慕ひて懈怠(けたい)無く祭り来(きた)り候...
柳田国男 「海上の道」
...ちと懈怠(けたい)と思われるのに...
吉川英治 「私本太平記」
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