...私は彼に憧憬を抱いています...
...憧憬に満ちた未来を思い描く...
...彼女は私の憧憬の的です...
...彼がそんな憧憬を持っていたなんて知らなかった...
...この場所には憧憬を感じる...
...そのよりよき生活に對する憧憬の根本精神によつて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...併し要するに奉仕とは愛を――融合の愛若しくは憧憬の愛を...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...人間の憧憬の対象とはならなかった...
石川欣一 「山を思う」
...それらは暫(しばら)くの間若い心を躍らせて常に憧憬の衢(ちまた)であった東都の空を想う念も暫くの間は薄らいでいた...
高浜虚子 「子規居士と余」
...憧憬というより郷愁というのにずっと似たものなのであった...
高見順 「如何なる星の下に」
...自分の母を恋うる気持はただ漠然(ばくぜん)たる「未知の女性」に対する憧憬(どうけい)...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...かつて書籍で読み詩で読んだ思想と憧憬(しょうけい)...
田山花袋 「田舎教師」
...文学に憧憬してる少年が...
豊島与志雄 「性格を求む」
...余はとくに歓楽に憧憬(しょうけい)する若い男や若い女が...
「『土』に就て」
...理想に憧憬(あこが)れているという青年男女などは...
新渡戸稲造 「自警録」
...過去の文化に對する憧憬といつたやうな形になりがちであることに氣づく...
野上豐一郎 「「草衣集」はしがき」
...ヘンデルは早くから憧憬(しょうけい)の的であったイギリスに向った...
野村胡堂 「楽聖物語」
...実に詩は現在(ザイン)しないものへの憧憬であり...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...それから生ずる一種のとりとめのない憧憬(どうけい)の心とが湧(わ)いてきた...
堀辰雄 「幼年時代」
...この小さい「燕」に対する自分自身の憧憬のほうが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ある幸福」
...憧憬に顫へる青空のやうな...
三好達治 「測量船拾遺」
...しかし熱があつて燃えるような愛、憧憬である愛、狂気である愛は、ジョン・ソーントンを俟つて初めて喚起されたのである...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...切支丹遺跡探訪から得た異国情調に対する憧憬は...
吉井勇 「老境なるかな」
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