...憂悶の表情を浮かべる...
...彼は最近憂悶に暮れているようだ...
...彼女は憂悶の色を帯びた声で話しかけた...
...彼は憂悶の中で長い時間を過ごした...
...彼女は憂悶に満ちた目で見つめてきた...
...デミトリチは憂悶(ゆうもん)して云(い)うた...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...とてもそんなことではその現在の憂悶をまぎらせることは出來なかつた...
田山花袋 「道綱の母」
...そして生きている限り憂悶と悲しみを消すよしもない人...
峠三吉 「原爆詩集」
...一言も不平(ふへい)憂悶(ゆうもん)の語なく...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...胸に憂悶を持っていた...
豊島与志雄 「オランウータン」
...――憂悶の辺際(はて)に追い込まれた彼は...
豊島与志雄 「二つの途」
...彼は自分の醜さと老年と悲惨と刑罰と憂悶(ゆうもん)との底から...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...恐怖と憂悶に胸をとざされ...
久生十蘭 「海豹島」
...源内先生の憂悶(ゆうもん)の種はこんなことだった...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...飲む程に憂悶す...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それ等の憂悶を心に抱いた先人に対し...
水野葉舟 「言文一致」
...兵部卿の宮が憂悶(ゆうもん)しておいでになり...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...悲哀憂悶の中にある時とは全くちがった顔つきに見てとりはしないか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世上(せじょう)の成行(なりゆ)きは如何いたしたものか」彼は微かな憂悶(ゆうもん)を覚えた...
吉川英治 「黒田如水」
...複雑な憂悶(ゆうもん)があったのである...
吉川英治 「三国志」
...日々憂悶の果て、定房卿の苦衷が、ついにこの挙(きょ)に出たものに相違ない」かくて...
吉川英治 「私本太平記」
...天皇の御憂悶(ごゆうもん)は申すまでもない...
吉川英治 「私本太平記」
...憂悶(ゆうもん)の陰がその姿に濃い...
吉川英治 「新書太閤記」
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