...漂泊の憂き目を見たのであろうか...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...此のやうな憂き目は見なかつたであらうものをと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...落選の憂き目を見ること度々で...
林芙美子 「泣虫小僧」
...遂に放校の憂き目に遇ひしが...
牧野信一 「鬼の門」
...「どんな事があっても貴方が達者でいらっしゃらなければ……第一に憂き目を見るのはお君ですからね...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...わたしがいつかあなたに憂き目を見させたことがありましたかね...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...全滅の憂き目に会わせてくれねばと……死を賭して...
吉川英治 「三国志」
...事ごとに憂き目にばかり遭わせてきた...
吉川英治 「三国志」
...魏軍の馬蹄に蹂躙(じゅうりん)される憂き目におちるのだ――億兆の呉民のために...
吉川英治 「三国志」
...いわゆるほうほうの態(てい)で追い返されるの憂き目をあえて見てしまった...
吉川英治 「三国志」
...道誉のいうがまま、かような使者となって、のめのめ来たか」「嫌(いや)と否めば、義父(おや)の花夜叉も、憂き目にあい、一座の者も、近江の御領下から追われましょう...
吉川英治 「私本太平記」
...六波羅へ曳かれる憂き目をみるにきまっている...
吉川英治 「私本太平記」
...惨(さん)たる憂き目をなめながら...
吉川英治 「私本太平記」
...こんな憂き目にあわせた責任者は誰か...
吉川英治 「私本太平記」
...大敗の憂き目を見てしまった...
吉川英治 「新書太閤記」
...――それを思うと、われらとて、いつどんなお咎(とが)めの下に、憂き目をみるか、考えると、氷の上にいる心地がする」そう一言いっては、眼のすみから又四郎の顔色を見、また一言いっては、相手の反応を打診(だしん)していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...こういう憂き目を見すること...
吉川英治 「新書太閤記」
...憂き目を見ているのが分らぬか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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