...飛行島に忍びこんでいた川上機関大尉はどうなったか――憂いの色につつまれた二番艦明石の艦長室では...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...自分の知る限りでは時々の政府の科学的理解のない官僚の気まぐれなその日その日の御都合による朝令暮改(ちょうれいぼかい)の嵐にこの調査の系統が吹き乱される憂いが多分にあった...
寺田寅彦 「新春偶語」
...憂いの表情があった...
直木三十五 「南国太平記」
...この憂いの心をもたらす所以(ゆえん)となっているのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...深い憂いのいろがただよっている...
火野葦平 「花と龍」
...私の憂いたる心もいつとはなしに微笑んでいた...
三木清 「語られざる哲学」
...姉らしい憂いに満ちた優しい気持で...
宮本百合子 「悲しめる心」
...憂いをも悲しみをも覚えざるべし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その憂いやをもその喜びをも...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ちょっと憂いのある...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...今の憂いを払わんと思し召すなら...
吉川英治 「三国志」
...ひそかに魏延(ぎえん)の叛骨(はんこつ)は憂いのたねとしておられました...
吉川英治 「三国志」
...旱(ひでり)の憂いも忘れさせている...
吉川英治 「私本太平記」
...二十日もかかっているような状態では――そうした人心では――この国は亡びるな」憂いをこめていった...
吉川英治 「新書太閤記」
...後ろの憂いのないようにしていなければならない...
吉川英治 「新書太閤記」
...そのお使いなら、谷忠兵衛、ただちに、お旨(むね)をうけて、羽柴方へ交渉に参りましょう」一時は腹を立てたが、忠兵衛の言には、国を思い、主家を憂い、民を愛護する真実なものがある...
吉川英治 「新書太閤記」
...梅の憂いを聞いて...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...ひとつ憂いに囚(とら)われて...
吉川英治 「源頼朝」
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