...假令人に見らるゝの憂がないにせよ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...我が民族の前途を憂うるものは...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...約五十人が落第の憂目に遭(あ)い...
太宰治 「惜別」
...いかなる金殿玉楼の奥にも人の憂いはあるものよと...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...私は炎暑のため衰弱し切つた體を物憂さうに持扱ひながら...
近松秋江 「箱根の山々」
...憂慮の痕は大して見えなかった...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...憂鬱な木麻黄(フイラオス)が...
ボードレール 富永太郎訳 「計画」
...公衆と倶に喜憂し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ジェロントの快活はウェルテルの憂鬱(ゆううつ)を憤らせいら立たせるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これを憂慮すれば子供はつくらぬに若(し)くはない...
永井荷風 「西瓜」
...後難は更に憂(うれ)うるところはない...
中里介山 「大菩薩峠」
...私のかなしい憂鬱をつつんでゐる ひとつのおほきな地上の日影...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...泣くにも人目を恥れば二階座敷の床の間に身を投ふして忍び音の憂き涕...
樋口一葉 「にごりえ」
...説明しがたい深い憂愁の情にとらえられた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...私の足の下を物憂げに流れてゐる大川の...
堀辰雄 「水のほとり」
...尚存憂国愛君意...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...味方の頽勢(たいせい)すこぶる憂(うれ)うべきものがあったが...
吉川英治 「三国志」
...三陣の兵も八裂(やつざき)の憂(う)き目(め)に会うこと高廉(こうれん)とは...
吉川英治 「新・水滸伝」
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