...骨を異域の土に埋むるの遙(はるか)に慰む可きものあるを信ぜしなり...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...ゆえに教派的の嫌悪文字的の貶評は彼の辞せざるところなりもしこの「狷介奇僻」の著にしてなお同胞を慰むるの具たるを得ば著者は感謝して止まざるなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...あるいは温(あたたか)き同情より彼を慰むれどもいずれも問題の中心に触れない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...春三郎はもう此上慰むべき言葉を見出さなかつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...又*地より來り心を慰むる酒を壺中に運び行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...輕傷なることを告げてメネラオス兄を慰む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...この行独(ひと)り識る厳君(げんくん)を慰むるを...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...たれ慰むる者もなく...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...萎えたるこゝろしばらくは慰む刈萱と秋海棠とまじりぬと未だはみねどかなひたるべしわびしくも痩せたる草の刈萱は秋海棠の雨ながらみむ日ごろは熱たかければ...
長塚節 「長塚節歌集 下」
...四季押とほし油びかりする目くら縞の筒袖を振つて火の玉の様な子だと町内に怕(こわ)がられる乱暴も慰むる人なき胸ぐるしさの余り...
樋口一葉 「わかれ道」
...四季押とほし油びかりする目くら縞の筒袖を振つて火の玉の樣な子だと町内に怕がられる亂暴も慰むる人なき胸ぐるしさの餘り...
樋口一葉 「わかれ道」
...山に来てこよなく心慰めば慰む儘に恋しきも君家にあつて嘗めたこの四十日程の苦しさ辛さから逃れて山に来たが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...ただこれを観て我が情を慰むるのみ...
福沢諭吉 「教育の目的」
...そはたま/\には心慰む方もあらん...
正岡子規 「読書弁」
...その身その身の数寄(すき)数寄(すき)に随い日を暮し夜を明かし慰むべき事じゃ...
南方熊楠 「十二支考」
...そうした物思いも慰むかと思って出た御禊川(みそぎがわ)に荒い瀬が立って不幸を見たのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...私はあちこちをながめても心が慰むのだからね」女王は泣きながらこう言って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼たとひ一たびは襄が家学を継承せずして仕籍を脱したることを悲めりと雖も襄の名天下に高きに及んでは即ち亦其老心を慰むる所なきにあらざるべし...
山路愛山 「頼襄を論ず」
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