...雛妓(おしゃく)の桃割ぐらいは慰みに結ってやって...
泉鏡花 「婦系図」
...なさけない慰みものにされたかないわよ...
高見順 「いやな感じ」
...なおその折は若君のお慰みに...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...自分も一時の慰みにされてしまいそうな気がして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...勿論これらはほんの素人の慰み半分の小型映画作品であったのでこういう厳重な批評をするのは無理であろうが...
寺田寅彦 「教育映画について」
...おのれの絶望を慰みとすることがある...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...そして私どもは人の慰みになるんです...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...お慰み――じれってえが...
直木三十五 「南国太平記」
...娘等は往復共にいゝ慰み物にして太一にからかふ...
長塚節 「芋掘り」
...ということを大いに慰みにしたか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...それでもお前や皆の衆の慰みになるちふことなら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...自分にまで死に別れたあとではいっそう慰みどころのない人になるであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何か慰みになるやうな事があると...
ジユウル・クラルテエ Jules Clarete 森林太郎訳 「猿」
...彼は信心や正義と戦うのを慰みとしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それは慰みに作られるのではない...
柳宗悦 「工藝の道」
...おふくろの慰みになるかも知れねえ」お稲は...
吉川英治 「野槌の百」
...幾多の野禽(やきん)、家畜、それと一匹の犬を、自分の慰みに、または他人の手助けに殺したことがある...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...一人の婦人――あの人にはなにひとつ慰みがないのよ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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