...何でもない……』窕子は感慨無量だつた...
田山花袋 「道綱の母」
...葉子が庸三を裏切ったと言って憤慨している権藤青年の誘いもあって...
徳田秋声 「仮装人物」
...さも憤慨してるような調子で云い出した...
豊島与志雄 「或る素描」
...坪内氏の訳になるリットンの「開巻悲憤慨世士伝」とか...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...いよいよ世は末じゃて」井村は柄(がら)にもない慷慨(こうがい)をして...
中里介山 「大菩薩峠」
...感慨無量に「あがつまの国」を眺めるのも無理はありますまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...信長が王室の式微(しきび)を慨(なげ)いて...
夏目漱石 「行人」
...不振は事実であるからほかの者も慨嘆するにきまっている...
夏目漱石 「三四郎」
...漱石といふ男は人を馬鹿にして居るといつて大いに憤慨したさうである...
夏目漱石 「「土」に就て」
...すると小林の態度はなお感慨を帯びて来た...
夏目漱石 「明暗」
...新聞界の大元老、松崎天民氏が「百円たらずの月給にしばられ……」と、慨嘆するのか、自慢するのか分らぬことを書いていたし、現に私と前後して、同じ社へはいった本山荻舟(もとやまてきしゅう)君は、私の二倍より多い四十五円だ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...高田氏は、敗戦を憤慨して、足利市在の天狗山(てんぐやま)で、自ら生命を断ってしまったほど、バック・ボーンの太くとおった、いわゆる慷慨(こうがい)の士であったけれど、詩人で、そして英文学者で、入社したばかりの私に、いろんな原書を持ってきて、「読め、読め」といった...
野村胡堂 「胡堂百話」
...感慨無量なものがあったらしい...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...その父や兄が箱根の関所で戦死した頃を憶ひ出して――「ほんたうに古い桜の樹だ!」と余程感慨探げであつた...
牧野信一 「サクラの花びら」
...これらの風景の真中にあるキリンの橋に明治四十四年三月と残つてゐるのは感慨無量ではないか――などと独白しながら...
牧野信一 「日本橋」
...いずれも一兵卒の語を聞きて憤慨せざる者なし...
正岡子規 「従軍紀事」
...躍起になって憤慨するか...
矢田津世子 「女心拾遺」
...無量な感慨を面(おもて)にして...
吉川英治 「新書太閤記」
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