...野党慣れした私が当時の野党であった自由党に対抗...
日本経済新聞社 「私の履歴書」
...十年も着慣れたふだん着(ぎ)できのうも会ったばかりの弟のように親しい人に向かうようなとりなしをした...
有島武郎 「或る女」
...其の内に段々目が暗くなるのに慣れて來てね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...押しつまつた樣な東北口調が都振りに慣れてゐる渠には少し不愉快に感じられる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もう慣れっこになっていた...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...永く住み慣れたる旧宅を退き...
関寛 「関牧塲創業記事」
...二人とは慣れているので...
田中貢太郎 「蓮香」
...おそらくまだ自覚しない将来の使命に慣れるための練習を無意識にしているのかもしれない...
寺田寅彦 「ねずみと猫」
...慣れてしまったから歩くのも楽なものさ...
中里介山 「大菩薩峠」
...あのお御足(みあし)では……あまり旅にお慣れなさらないお方のようですね」「ほんとに女のようなお若い...
中里介山 「大菩薩峠」
...慣れたものだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...専門家こそ乗合わせていなかったが――道庵先生の如き専門家が居合わせなくてかえって幸い――物に慣れた人から完全に生き返ることを保証されて...
中里介山 「大菩薩峠」
...物慣れた平次も、思はずタジタジと退(すさ)りましたが、次第に激しくなる煙硝の匂ひに、もう一度氣を取り直して、毒蛇の眼の如きお小夜の瞳を、精魂こめて凝(ぢ)つと見詰めました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...慣れぬ雑巾掛(ぞうきんがけ)までさせられた上に...
二葉亭四迷 「平凡」
...それも兵野が以前同じく父親ゆづりで着慣れてゐたものと...
牧野信一 「露路の友」
...九私のお寺の生活がだんだん慣れるにしたがって...
室生犀星 「幼年時代」
...文書を読むに慣れぬしろうとのわたくしであるから...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...場内には教師が幾人も居て滑り慣れない者に手を執つて教へる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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