...実に慙愧(ざんき)に不堪()ず...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...かの市岡の無慙な死が思い合された...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...慙(は)じると共にひどく恐れて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...我執無慙(がしゅうむざん)を非難すると同時にまた「死を軽くして...
寺田寅彦 「徒然草の鑑賞」
...あゝ無慙! 汝勇なし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『*無慙のパリス! 姿のみ美にして婦女に惑溺し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...憤悶(ふんもん)と慙恚(ざんい)とによって益々(ますます)己(おのれ)の内なる臆病な自尊心を飼いふとらせる結果になった...
中島敦 「山月記」
...長火鉢(ながひばち)の側に無慙な死體を横たへて居たのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無慙(むざん)な悲鳴が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...継父弥助の連れ娘(こ)、歳はお菊より二つ上の二十歳(はたち)ですが、体が悪く不きりょうで、あまり店へも出さないようにしている、お吉と一緒に銭湯へ行って、途中まで帰って来たところを、――お吉が湯屋へ手拭を忘れて、それを取りに戻った間に、無慙(むざん)、喉笛(のどぶえ)を掻き切られて死んでいたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無慙(むざん)な死骸になって横たわっていたのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...夢から死への無慙な往生を遂げたらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...冷酷無慙(れいこくむざん)なのは類のないことでした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外套の衿元は無慙にひき裂け...
久生十蘭 「地底獣国」
...衆人これを聴いて大いに慙(は)じ入り...
南方熊楠 「十二支考」
...たとへ無慙な職業婦人からの感化に無意識に先達されつつであらうとも...
三好達治 「銀座街頭」
...」某は慙謝(ざんしや)して退いたさうである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...無慙(むざん)な目にお遭(あ)いになっていたものと思われまする」「やはりそうだったのか...
吉川英治 「黒田如水」
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