...年の暮れ以上に悲愴なものがあるではないか...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...云うに云われぬ悲愴な冷かさがある...
豊島与志雄 「野ざらし」
...その迎えを受けるや愴惶(そうこう)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...高地一帯凄愴(せいそう)の気に充ち満ちた...
中村地平 「霧の蕃社」
...――天狗小僧一生のお願いだ」与次郎の声は悲愴でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...いつも悲愴(ひそう)な時ばかりではなかったであろう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...いずれもなんとも形容しかねるような悽愴な色が流れている...
久生十蘭 「魔都」
...数々の私の書物を悲愴な感投詞をたゞ胸一杯に叫びながら...
牧野信一 「鬼の門」
...当時の周囲から求められている女らしさとはまるでちがった悽愴な形で...
宮本百合子 「新しい船出」
...昨夜音楽をきいてチャイコフスキーの「悲愴(パセテーク)交響楽」をきいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...予は之れを読んで其言の欝愴(うつさう)たるを奇としたりき...
山路愛山 「北村透谷君」
...いまやここの終局は悽愴(せいそう)極(きわ)まる屍山血河(しざんけつが)を描いていた...
吉川英治 「黒田如水」
...悽愴な余燼(よじん)のなかに...
吉川英治 「三国志」
...きたるべきものが来たという悽愴(せいそう)な気以外...
吉川英治 「私本太平記」
...悽愴(せいそう)の気に近い光があったにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
...悽愴(せいそう)...
吉川英治 「新書太閤記」
...凄愴(せいそう)なしじまの下に...
吉川英治 「平の将門」
...この世のものとも思われない凄愴(せいそう)な谺(こだま)を呼んだ...
吉川英治 「源頼朝」
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