...一特長ある詩ならば日夕愛誦に資するに躊躇せずと...
石川啄木 「閑天地」
...こっそり取り出してその名文を愛誦(あいしょう)し...
太宰治 「惜別」
...私の反復愛誦したものであるから...
太宰治 「惜別」
...179 アレクサンダー大王の愛誦の句...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...更に驚いた事は其室のどこにも暗い蔭がなくそこに居る誰の顏もが晴れやかであつた事である云々』それから照は自分の葬式の爲に愛誦の讃美歌をえらびました...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...わたしはかつて愛誦(あいしょう)した『春濤詩鈔(しゅんとうししょう)』中の六扇紅窓掩不レ開――妙妓懐中取レ煖来という絶句を憶(おも)い起すと共に妓(ぎ)を擁(よう)せざるもパンを抱いて歩めばまた寒からずと覚えず笑を漏らした事もあったほどである...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...ところが彼に食ってかかる方の男はウパニシャットを愛誦し...
原民喜 「霧」
...昭和通りの露地にあるアラスカの山の名前をとつた酒場である其処のスターであるお光さんは私が作る叙情詩の愛誦者である...
牧野信一 「日本橋」
...六百余騎こそ流れたり――」などゝ私達の兼々の愛誦章を続けた...
牧野信一 「武者窓日記」
...翁の川柳は社会悪を呪咀するものに多く愛誦す可き作品が見出される...
正岡容 「大正東京錦絵」
...共に愛誦(あいしょう)する所に有之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...我駒の沓(くつ)あらためん橋の霜 湖春これも愛誦せし一句なり...
正岡子規 「俳句の初歩」
...あなたはこの頃どの詩を御愛誦でしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...是(これ)等青年詩人の詩で多数の若い詩人の間に愛誦せられる物も稀にあるが...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...紫式部の源氏が今日も愛誦されて...
吉川英治 「折々の記」
...たぶんさうした文人雅客の愛誦語でもあらうか...
吉川英治 「折々の記」
...この歌は私の愛誦歌のひとつである...
吉川英治 「随筆 新平家」
...愛誦したかしれない...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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