...惻々(そくそく)たる哀怨(あいえん)の辞をつらねて...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...何という凄惻(せいそく)の悲史であろう...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...勝誇った寵児(ちょうじ)のプライドに充(み)ちた昔の面影は微塵も見られないで惻隠(そくいん)に堪えられなかった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...この小さな失敗も過労ゆえと惻隠の情に動かされもした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...訥々として肺腑よりでる言葉は聴くものの心に惻々とひびいた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...決してことが運ばないのです」議席の誰も彼も膝つき合せて悲懐を聴かされるような惻々たる響に打たれて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...さすがは女同志で惻隠も細かであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...こう申しますので私は……」惻々として悲しみが胸に溢れてくると見えて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...悪戯心や惻隠心から...
種田山頭火 「其中日記」
...惻然(そくぜん)として浜辺へと堤を下りた...
寺田寅彦 「嵐」
...十年前臨終(りんじゅう)の床(とこ)で自分の手をとり泣いて遺命(いめい)した父の惻々(そくそく)たる言葉は...
中島敦 「李陵」
...どこからともなく惻々として心に迫るものがあった...
原民喜 「翳」
...惻々とその風格に接するの思いがあるのである...
藤島武二 「画室の言葉」
...“Serpent of eternity”である限り惻々泣路岐の感からは逃れ得ぬに定つてゐるのだ...
牧野信一 「浪曼的時評」
...それを眺めた人々は思わずも惻隠の情をうごかされ...
宮本百合子 「金色の口」
...惻々(そくそく)と...
吉川英治 「大岡越前」
...惻々(そくそく)と...
吉川英治 「三国志」
...惻々(そくそく)と胸をうってくる...
吉川英治 「親鸞」
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