...反對思想並びに過去の習性惰性が試みる間斷なき抵抗に對して自己を主張しなければならないのである...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...怠惰に関してだけは...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...ただ一瞥(いちべつ)を与えただけで自分は惰性的に神保町の停車場まで来てしまった...
寺田寅彦 「青衣童女像」
...以上は新型式の勃興(ぼっこう)に惰眠(だみん)をさまされた懶翁(らんおう)のいまださめ切らぬ目をこすりながらの感想を直写したままである...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...徳川幕府は、列祖の余威に拠(よ)り、社会の惰力は、その旧に仍(よ)りて運動を改めず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...……ローザの容赦ない眼に映じたザビーネは、怠惰で、やりっぱなしで、利己的で、だれにも構わず、家のことも子供のこともまた何にも気を止めず、自分の身だけをかわいがり、生きてるのもただ、眠ったりぶらついたりなんにもしないでいるためばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...一種の懶惰(らんだ)な性質に満足していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どういう訳(わけ)か人の道を忘れた放蕩惰弱(ほうとうだじゃく)なものの厭(いとわ)しい身の末が入相(いりあい)の鐘に散る花かとばかり美しく思われて...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...怠惰が健康でないやうに...
中島敦 「環礁」
...粒の運動の惰性によって...
中谷宇吉郎 「樹氷の科学」
...――その怠惰さ加減を彼は今強く叱つた筈だつた...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...「一週間に一度」は妙だが――当時稀に見る怠惰学生だつた自分は...
牧野信一 「祖母の教訓」
...かかる状態に必然的に伴う無智及び怠惰である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...いたるところに遊惰とのんきな漫歩とがある――人々は別段...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...惰力のついた足どりでその石橋をわたると...
宮本百合子 「菊人形」
...モンテーニュが一般的に当時の権力者支配者が無為無策どころか怠惰で贅沢の限りをつくし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...惰性と常識に馴れてゆくよりしかたがない...
山本周五郎 「山彦乙女」
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