...「ハッハッハッハッ…………ヘッヘッヘッヘッヘッ…………フッフッフッフッ…………」彼は身を悶えて笑い続けた...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...水煙をあげて悶えた...
千家元麿 「自分は見た」
...さいぜん留守宅の若いお妾(めかけ)の名を叫んで身悶えしていた八十歳の隠居は...
太宰治 「新釈諸国噺」
...仕事が、――純粋に運筆することの、その苦しさよりも、いや、運筆はかへつて私の楽しみでさへあるのだが、そのことではなく、私の世界観、芸術といふもの、あすの文学といふもの、謂(い)はば、新しさといふもの、私はそれらに就いて、未(ま)だ愚図愚図、思ひ悩み、誇張ではなしに、身悶えしてゐた...
太宰治 「富嶽百景」
...腰をあげた二人の旅人が急にひっくり覆(かえ)って身悶えした...
田中貢太郎 「蕎麦餅」
...悶え苦しんで何を得た? あゝたゞアルコール中毒!△自己批評は三人の私生児を生んだ...
種田山頭火 「雑信(二)」
...身悶えしたり……...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...彼は身悶えしてうめきました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...またわざとらしい悶えぶりをする...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんなに悶えるか...
南部修太郎 「疑惑」
...例へこの手記を讀んでどんなに苦しみ悶えようとも...
南部修太郎 「疑惑」
...そういう身悶えが鶏のはばたきで破られると...
原民喜 「悪夢」
...財産も、愛人も、この世のさまざまな愉楽も、人間としての権利も不当不条理に剥奪(はくだつ)され、かつて前例のないほどの道化た待遇を受けながら、悶えもせず、嗟嘆(さたん)もせず、見るからに閑寂(かんじゃく)な生活を送っています...
久生十蘭 「ハムレット」
...襲い掛る死の影の下に悶え続けていたのだ...
牧逸馬 「運命のSOS」
...余程窮屈だつたと見えてNは時々身悶えをしながら...
牧野信一 「山を越えて」
...自分の悶えを皮相的利己主義だと片づけて云われているのを洩れ聞くところから...
宮本百合子 「雨の昼」
...手の指を組み合せて悶えた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...……孔明は情に悶え...
吉川英治 「三国志」
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