...ただ薄気味悪くチロチロと瞬(またた)く蝋燭の焔に照らし出された...
江戸川乱歩 「赤い部屋」
...悪をなそうとしていることを意識した...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...握り得ない人が悪いのである...
豊島与志雄 「生活について」
...すると運悪くまた眼と眼が行き合った...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...「叔父さんもずいぶん人が悪いのね」彼女は藪(やぶ)から棒にこう云わなければならなかった...
夏目漱石 「明暗」
...『千里の虎』の身扮(みなり)で出ないのがあの男の悪賢い所だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私たちが、第一、選(よ)り好みする事がいけないって、あなたも考えて? 私たちだって、何かを見分ける力を持つことが、悪いってことはないでしょうね、よし悪くっても、それはあるものなんだわ、だから私たちは、心から人を愛するということはできないのよ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...又悪々(にくにく)しい叔母の者面(しゃっつら)を憶出して又熱気(やっき)となり...
二葉亭四迷 「浮雲」
...斯うした処も悪くないなと思う...
二葉亭四迷 「平凡」
...ウハづって出来悪し...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...もう寐てしまったのか」と意地悪そうにお笑いかけなすった...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...恨めしそうな意地悪そうな渋面からは...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々(習作)」
...右の岸の悪魔が大きな岩を雨か霰(あられ)のやうに投げつければ、左の岸の悪魔は、まるで火山のやうに口から火焔(くわえん)を噴き出すといふ具合で、互に魔法のありつたけを尽して戦争しましたが、いたづらに双方が怪我(けが)をしたり、死んだりするばかりで、一向勝負はつきません...
宮原晃一郎 「悪魔の尾」
...気味の悪い事...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...主人の悪口も、蔭口でなく、こう面と向っていわれると、却って同感禁じ得ないものを覚えたりして、わけもなくおかしさを共にしてしまうのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...お疑いあるな、善人も悪人も、智者も愚者も、男子(なんし)も女人も、ただ、南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)とのみ唱えて、深く思い入れ給うならば、百人が百人ながら、往生には洩れぬものでござる――往いて生れざる者は一人もあるべきはずのものではござらぬぞ...
吉川英治 「親鸞」
...特に悪評ある政治家の家に宿るのはふさわしくない...
和辻哲郎 「孔子」
...すなわち解放せられた自然的欲望はその自由の悪用のゆえに貪婪(どんらん)の極をつくしてついに自分を地獄に投じた...
和辻哲郎 「世界の変革と芸術」
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