...……わが胸の音もきこえず……悦...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「カンタタ」
...その後は一体どこに虫喰い算に似た智能的法悦を求めようかと歎かれる選士も――多分少からずあることと思います...
佐野昌一 「虫喰い算大会」
...尤(もっと)も悦子は一週間程前から何となく体がしんどいと云っていて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...猶道未沾唇」(無門関第十則 清悦孤貧頌)――来た来た...
種田山頭火 「一草庵日記」
...喜悦と信頼と愛情との一種言うべからざる温(あたたか)きものが心のうちに生ずるのを感じた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...御蔭デ殿様初メ一同安心シテ悦ビマス...
中里介山 「大菩薩峠」
...安倍さんは「正に醇の醇なるものですね」と大恐悦であった...
中谷宇吉郎 「牧野伸顕伯の思い出」
...なんとなく悦んで殺されるようで...
長谷川時雨 「松井須磨子」
...私はその文句そつくりの悦びに浸つてゐるのだつた...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...糠悦びばかりさせられるし...
牧野信一 「淡雪」
...堀田ラフトは寧ろ満悦気な含み声で...
牧野信一 「街角」
...悦治は、くちびるを紫いろにして河原を走って、喜作(きさく)を押えたので鬼は二人になりました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...悦びは感じながらも手持ち無沙汰な有様で歩いて行く...
宮本百合子 「思い出すかずかず」
...「五月の挨拶は」というような愉悦と哀愁の綯(な)え合わされたソネットをかくのだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうして自からを捧げ、務めに悦び、健気(けなげ)に働き、少しでも人の労を頒(わか)とうと近づく者たちがある...
柳宗悦 「民藝四十年」
...ついにはひたすらな歓喜法悦となり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...歩きながらも独りで悦に入っていた...
吉川英治 「剣難女難」
...のう光悦どの」武蔵はあわてて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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