...彼らが既に持久戦争を行ないつつある事を悟り得なかったのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...その代り悟りもない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...その意味を悟り得ないのは...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...それはあくまで悟りきった世界です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...にもかかわらず、迷いもない、悟りもない、煩悩もなければ、菩提もない...
高神覚昇 「般若心経講義」
...それらの一人々々が詠んだ歌の文句、淋しいうちにも何処か花やかな感じのする装束の有様、「あはれなるかな悲しひかな、かく痛ましくあらんと兼て思ひなば、見物に出でまじき物をと、千悔の声々も多かりけり、廿餘人伐(きり)かさねければ、河水も色を変じたり」と云うその日の河原が如何にきらびやかな地獄絵巻を繰りひろげたか、―――私は実は、「聞書」が伝える順慶の直話(じきわ)に依ってその光景を紙上に再現し、併(あわ)せて順慶が、弓矢を捨てたのみか琵琶をも捨てゝ、或る時は悔い、或る時は怒り、或る時は悟り、或る時は狂いつゝ、遂に一生かのおん方の幻影を盲(し)いた眼から消すことが出来ず、迷いに迷って塚守(つかもり)になったいきさつを、もっと委(くわ)しく書き記したいのであるが、それらはいずれ「聞書後抄」と題し、他日筆硯(ひっけん)を新たにして再び稿を続ける折もあるであろう...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...悟りすました遠い情愛をもって愛してるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたしは一切の根源を悟りました...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...もうこの時は哲学的悟りがかなり出来ていたから...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それがなんであろうとみな正しいという悟りの中から無限の力をひきだすからだ...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...私を拘束できないことをすぐ悟りました...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...非常に悟りが速いことを示したがる態です...
牧野信一 「月あかり」
...欲しからずと悟りきることは自分というものを無念無想にしてしまう上にもたいへんに役に立った...
正岡容 「寄席」
...私はいくらか悟りはじめた...
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...禅家の悟りが個人の問題で終るというのはどうでしょうか」脇のほうからそう問いかける者があって...
山本周五郎 「菊屋敷」
...すでに死期を悟り...
吉川英治 「剣の四君子」
...神の道(ことば)でも悟りの道でもない...
和辻哲郎 「孔子」
...法の悟りを得んとするものに美言佳句が何の役に立とう...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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