...――恐らくは「いろは骨牌(がるた)」の中に悉(ことごと)く数へ上げられてゐることであらう...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...日本全電力を火山を利用する火力発電に悉く改めてしまおうという大計画を抱いていた日頃の君とも思えないじゃないか...
海野十三 「三角形の恐怖」
...村民悉く離散せん」同月栃木県会でも折田知事宛に除害の処分方を建議した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...悉く各々一個の神となりて現わる...
高木敏雄 「比較神話学」
...悉く之を見得可からざる精霊の力に帰す...
高木敏雄 「比較神話学」
...澎湃のヘレースポントス大波の 30岸悉く平げてまた一面の沙としつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...妾をねらって――妾をねらっておる者は?」「悉(ことごと)くの奴が...
直木三十五 「南国太平記」
...入浴後一種の方法によりて浴前(よくぜん)に嚥下(えんか)せるものを悉(ことごと)く嘔吐(おうと)し...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その悉くが三十二世揃った美女ばかりである筈もなく...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...まわりの灯火(あかり)を悉(ことごと)く吹消してから...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...大方の女というものがどういうものであるかも知悉(ちしつ)した積りでいた...
堀辰雄 「姨捨」
...悉くY子の悪趣味におもねつてゐた...
牧野信一 「小川の流れ」
...反省して見ると悉く一途な情熱の変形であつたことに気づいて...
牧野信一 「小川の流れ」
...そこで僕は当日の御馳走のために上等料理の献立表を作ってみたが二円の会費を悉く原料と炭代にかけるとなかなか立派な御馳走が出来るね...
村井弦斎 「食道楽」
...悉(ことごと)く平八郎が独裁の杖(つゑ)の下(もと)に項(うなじ)を屈してゐる...
森鴎外 「大塩平八郎」
...笠も兜も具足も旗も悉く黒ずくめで...
吉川英治 「上杉謙信」
...悉(ことごと)く殿の股肱(ここう)とはいえかく大勢の中において...
吉川英治 「新書太閤記」
...それが悉(ことごと)くの地上の人であった...
吉川英治 「新書太閤記」
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